犬にも虫よけって必要?

夏を代表する蚊をはじめ、草むらに隠れているノミやダニなどお出かけに虫はつきものです。そんな虫たちに刺されると犬も重大な病気の原因となってしまうことがあります。
ただ、暖かくなると発生すると言われている虫たちですが、生活環境を考えると注意するのは夏だけでいいというわけではありません。
【ノミ・ダニ】
基本的に13℃以上で活動を始めると言われているノミ・ダニ。外だと冬場の気温は13℃を下回り活動しないかもしれませんが、室内は暖かいため1年中対策が必要です。暗く湿った環境を好むため、犬が好きなベッドやソファはノミも好む場所となります。そのため、お部屋を清潔に保つ工夫や、外でダニをつけてこないようにする工夫が必要です。
【蚊】
蚊の行動範囲は意外にも狭く約100~150mといわれています。ただ、高層マンションなどの高い場所では生息できないというわけではありません。建物の場合、エレベーターに一緒に入り込みそこから高層階に移動することがあります。そのため、高い場所だからといって油断せず、しっかりと対策をしましょう。
また、蚊の幼虫(ボウフラ)は水場で発生します。そのため、家のお庭やベランダに水たまりを作らないようにすることも大切です。
それぞれの虫が好む環境は様々で、それぞれに合った対策が大切です。そのうえで、補助的な役割にはなりますが、虫よけアイテムも充実しています。犬にも安心・安全な忌避剤などの虫よけを使うことで、ノミダニの付着率などを減少させることができます。「ペンダントなどの装着タイプ」「スプレーで吹きかけるタイプ」「直接塗るスポットタイプ」「部屋に設置するタイプ」などさまざまなタイプの虫よけアイテムを使ってうちの子を守ってあげましょう。ただ、完全に防げるわけではないので動物病院の駆虫薬を使った「定期駆虫」を心がけてくださいね。