それうちの子に合ってますか?~シャンプー編〜

『「おうちでシャンプー」ができる子にしよう♪ ~練習編~』、『「おうちでシャンプー」ができる子にしよう♪ ~実践編~』でお話したように、トリミングサロンだけでなく自宅でもシャンプーが出来るようにしておくと役立ちます。
シャンプーにもたくさんの種類があります。人間と同じようにうちの子にも、それぞれの肌質に合ったものを選んであげましょう!
まずは自分の子の肌質を知ることが大切です。犬にも乾燥肌や脂性肌と肌質に違いがあります。フケなどがでやすい乾燥肌の子には皮膚にうるおいを与えるしっとりタイプのものを、脂っぽくなりやすい脂性肌の子には皮脂をしっかり落とせるさっぱりタイプのものを選んであげましょう。
また、皮膚の状態に合わせて様々な種類のものがあります。一般的なタイプはもちろん、敏感肌用や薬用、抗菌作用のあるものなど必要なケアに合ったものを選びましょう。
一般用
一般用のシャンプーは、主に皮膚の毛穴や被毛の汚れを落とし、ツヤやうるおいを与える効果があります。比較的安価ですが、中には洗浄力の高すぎる商品もあるため、肌が敏感な子や皮膚疾患のある子への使用は控えましょう。
敏感肌用
低刺激タイプのものを選んであげましょう。ハーブなどの植物由来成分で作られているため、一般用と比べ刺激が少なく、肌の弱い子や子犬も安心して使用することができます。
薬用、抗菌作用
薬用シャンプーは、乾燥肌や脂性肌、アトピーなどの皮膚疾患、カビや細菌の殺菌効果など、それぞれの悩みや症状に効果・効能のある成分を配合しています。そのため、皮膚疾患のあるわんちゃんには、抗菌・殺菌成分の配合されたものが効果的です。
皮膚状態に適した成分の含まれたものを選ぶことが大切なため、購入する際は動物病院の先生に相談することをおすすめします。
シニアの子など、水に濡れることが負担になってしまう子には無水タイプもあります。無水タイプは災害時など水が使えないときにも役立つので1つ持っておくと役立ちます。
さまざまな種類・成分のものがあるので、うちの子の皮膚の状態に合わせて適したものを選ぶことが大切です。肌のトラブルを起こすことなく健康に過ごすために、適切なシャンプーを選んであげてくださいね。