5月~6月の熱中症、油断していませんか?

真夏の猛暑日に熱中症にならないように気をつけるのはもちろん、この時期にも注意しなければなりません。気温が急に上がり一日の寒暖差が激しいうえに、身体が暑さに慣れていないことや、梅雨時期は湿度が高いため熱が身体にこもりやすくなるからです。
特に気をつけたいのが<屋内での熱中症>です。
人にとっては真夏ほど暑くないので油断しがちですが、犬にとっては注意が必要な時期です。
温度24℃以上&湿度60%以上は要警戒
気温が低くても、湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。
温湿度計を使用して細目にチェックしましょう。
設置場所は、犬が生活する低い位置に置くことがポイントです。エアコンで冷えた空気は下にたまるため、床の上が冷え過ぎていることもあるので注意してくださいね。
閉め切った室内でのお留守番は要注意
留守中にエアコンが切れていた、ということが無いように気をつけましょう。
人感センサーなどの省エネ機能やタイマーはOFFにして出かけるようにし、ゲリラ豪雨などで停電しても使用できる充電式の冷風機などを併用したり、COOLアイテムを使うのもおすすめです。
サークルやクレートは直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に設置して、新鮮なお水をいつでも飲めるように多めに用意しておくことも忘れずに。
車内でのお留守番は危険
外の気温が23℃のとき、エアコンを使用せずに車を放置すると車内温度は49℃まで上昇し、エアコンを使用しても40℃になることもあります。ほんの少しの時間でも、車内に犬だけを置いていくのは止めましょう。
熱中症は高体温、脱水、低酸素を同時に引き起こし、命に関わる危険な病気です。万が一なってしまったら、すぐに身体を冷やし動物病院へ連れて行きましょう。
飼い主さんが予防できる病気ですので、この時期から油断せずに夏を迎えましょう!
<参考資料>
アニコム損害保険株式会社「家庭どうぶつ白書2019」