グルーミングが良い子にできる秘訣とは!?

HEALTH

犬のグルーミング(お手入れ)をお家で飼い主さんが行うことにメリットがあることをご存じでしょうか。良い子に大人しくグルーミングができるようになる手順とポイントをお教えします。

飼い主さんがグルーミングを行うメリット

・身体のどこを触られても嫌がらず、飼い主さんに身を任せることで信頼関係を築くことができる
・ちょっとした変化にも気づくことができ、病気の早期発見につながる
・汚れるたびにお手入れができるため、いつも清潔に保つことができる
・大好きな飼い主さんに触られることで、マッサージ効果やリラックス効果がある
・サロンに行かず、慣れているお家で行うのでストレス軽減になる

上手くできる手順【準備→練習→実践】

①準備
タッチング:背中、胸元、お腹、頭、目元、口周り、耳、足、指の間、尻尾など、身体のどこを触っても嫌がらないようにしましょう。

ボディコントロール:抱っこや仰向けにしたり、触るだけでなく握る、曲げる、伸ばす、押す、引っ張る、広げるなどしても、犬が受け入れるようにしましょう。

②練習
タオルで顔や体を拭く、ブラッシング、足裏の毛を切る、爪切り、耳掃除、歯磨きなどで使用する用具に慣らしましょう。最初はブラシやバリカン、爪切り、歯ブラシなどを身体に当てることから始め、少しずつ動かして練習します。(例えば、爪切りを爪に当てて1本切るところから)
慣らすことが目的なので、綺麗に仕上げることは重要ではありません。
 
③実践
いきなり実践してしまうと、初めから長い時間拘束されたり痛い思いをするなど、犬にとって「グルーミングは嫌なこと」になってしまいます。
準備→練習をしてから実践しましょう。

【準備→練習のポイント】
・短い時間から始め、徐々に時間を長くしていく
・狭い範囲から、徐々に範囲を広げていく
・犬の嫌がらないところから始める(顔周り、足先、お尻周り、尻尾など末端部分を嫌がる)
・嫌がるときは押さえつけて無理矢理せずに、オヤツをあげながら行う
・ほめて声をかけながら行い、嫌がったまま終わりにせず、大人しくできたところでごほうびを与えて終わりにする

子犬のうちから準備→練習をし、毎日のグルーミングは「特別なことではなく当たり前のこと」と教え、グルーミング上手な子に育てましょう。

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