犬のボディランゲージで感情を読み取ろう

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犬同士がお散歩で出会ったとき、ドッグランで遊んでいるときなどに使われるコミュニケーションツールとして「ボディランゲージ」があります。犬のボディランゲージは目・口・鼻・耳・尻尾・姿勢などから表す感情で、対犬だけでなく対人にも表します。
今回は5つのボディランゲージをご紹介します。

1.喜んでいる

耳は後ろに寝かせ、耳の間も少し広がる。目はアーモンド形になり穏やかな表情で、口は開いて口角が上がっている。尻尾は上がって大きく振っている。

2.注目している

耳を立て少し前に倒れている。耳に力が入るので、耳の間が狭まる。口は閉じられた状態になり、尻尾は水平の状態で力が入っている。重心はやや前にかかっている。

3.威嚇している

鼻のところにシワを寄せ、口元は歯が見えている。耳は力が入り前に傾いている。
尻尾にも力が入りピンッと上がった状態で、肩や尻尾の付け根あたりの毛を逆立て、前のめりな体勢になる。防衛的な威嚇の場合は、尻尾は垂れたままで、低い姿勢になる。

4.怖がっている

耳は後ろに寝かせ、口は閉じて口角は下がっており、視線は相手と合わせようとしない。尻尾は身体に沿うようにお腹の方へ巻き込み、このときも肩や尻尾の付け根あたりの毛が逆立つ。体勢は身体の前部が地面に付くくらい低くなる。

5.降参・服従している

お腹を出して視線を逸らし、尻尾は股の間に入っている。また「あなたに従います」と積極的な服従の場合は、姿勢を低くし、尻尾は下がり耳も後ろに寝ているが、視線は相手のことをしっかりと見ている。

犬は周りの状況や環境に常に反応して、素早く感情を変化させています。犬の感情をより理解するために、ボディランゲージの見るべきポイントを参考にしてみてくださいね!

<参考資料>
深読み・先読みテクニック (ヴィべケ・S・リーセ,2011)

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