日頃のお散歩でできる災害の備え

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大正12年9月1日に関東大震災が発生し、その大惨事を忘れないため、またこの時期は台風被害が多い時期であるため9月1日は「防災の日」と定められ、9月は防災月間となっています。
2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震、2019年は台風15号が千葉県に、台風19号が静岡県伊豆半島に上陸し大きな被害がありました。2020年7月の九州全域や中部地方に広がった豪雨も記憶に新しく、日本は毎年のように災害が起こっています。
現在、環境省のガイドラインでは災害が起こり、避難するときは犬(その他ペット含め)との「同行避難」を推奨しています。
今回は同行避難を想定し、日頃のお散歩でできる備えをご紹介します。

自宅から避難所までのルートをお散歩で確認

災害が起こると人もパニックになります。避難所に避難しなくてはならなくなったときのために普段のお散歩で自宅から避難所までのルートを確認しておきましょう。発災時、火災や家屋の倒壊で道が通れなくなることも想定されるので、避難所までのルートを複数把握しておき、実際に歩いてみることが大切です。

犬用靴に慣らす

避難する際に小型犬はキャリーバッグやクレートなどでの移動が可能ですが、中大型犬は歩いての移動になります。地震の場合は家屋の窓ガラスが割れて道に散乱していることもあるので、怪我防止のために犬用靴は必須になります。しかし、犬用靴は事前に慣らさないと、いざ履かせても歩けない子がほとんどです。まずは靴を履くことに慣らし、お散歩で歩く練習をしておきましょう。

犬用の避難ジャケットに慣らす

今は犬用の避難ジャケットというものがあります。火の粉から守る防火素材、熱から守る断熱材を使用し、非常用グッズも装備されています。避難ジャケットを装着することで犬を危険から守ることができますが、洋服と違い多少の重さがあるので、いざ着用すると嫌がる・動けなくなることがあります。普段のお散歩で避難ジャケットを装着して歩けるように練習しましょう。

災害が起こったとき、犬を守ることができるのは飼い主だけです。「いざ」のためには「いつかやる」のではなく「普段」から行動することが大切です。

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