歯磨きはいつから始めればいいの ?どうすればうまくできるの?

HEALTH
3歳以上の成犬の約8割が歯周病と言われています。口の中に残った食べ物のカスが歯垢となって溜まり、およそ3日ほどで歯石になります。そこから歯周炎を起こして歯周病になってしまうのです。歯垢のうちならば、歯磨きで十分落とすことができますが、歯石になってしまうと難しいため、歯磨きは毎日がベストです。最低でも3日に1回行いましょう。
歯磨きのスタートは、早ければ早いほど良いです!
ただし、いきなり歯ブラシを口に入れられて嫌いになってしまう犬もたくさんいます。
人間の幼児でも乳歯のうちから歯磨きをスタートするのと同様、犬も乳歯のうちから習慣づけて、永久歯に生え変わったとき(生後5~6ヶ月頃)には歯磨きが好きになっているように、子犬のうちから練習が必要です。
【歯みがき練習3ステップ】
① 口周りを何をされても大丈夫
口周りを触る、唇をめくったり引っ張る、口を開けるなどしても嫌がらないようにしましょう。
② 子犬の口の中に人が指を入れても抵抗しない
歯や歯茎を優しく触ったり、こする練習からはじめ、慣れてきたらマッサージをするように少し強く触ってみましょう。
③ 歯ブラシを口の中に入れて歯を磨く
歯ブラシはヘッドが小さくて毛が柔らかいものを選び、力を入れずに優しく動かします。まずは、歯ブラシを歯や歯茎に当てて慣らすことからはじめ、唇をめくったときに見える犬歯など一部分から磨く練習をします。
各ステップとも少しずつ短い時間で行い、犬が嫌がる前に終わりにすることが大切です。また、優しく声をかけながら行い、大人しくできたときにほめてオヤツなどごほうびをあげましょう。良いイメージにして慣らしていくことがポイントです!
3ステップまで出来るようになったら、毎日のケアとして歯磨きを実践しましょう。