StayHome中の隠れたストレスに気をつけて!

HEALTH

新型コロナウイルス感染拡大防止のため「緊急事態宣言」が出されてから1ヶ月以上が経ちましたね。在宅で仕事をするテレワークや学校の休校、外出自粛などにより、以前に比べて犬と過ごす時間が増えたのではないでしょうか。
犬にとっては大好きな飼い主さんがお家にいることで嬉しい反面、隠れたストレスがあることを知っていますか?

<考えられるストレスの原因>

1.飼い主さんと離れられずひとりになる不安

一緒にいる時間が長くなり飼い主さんがそばにいることが当たり前になってしまうと、飼い主さんがいなくなると不安になり、ストレスから吠えたり、粗相をしてしまう犬もいます。 (飼い主さんの事情で長期間仕事を休み、仕事に復帰したときに分離不安になるリスクが高くなるという臨床データもあります。)以前までお留守番が上手に出来た子も、緊急事態宣言が解除され、飼い主さんが仕事や学校に行くときには出来なくなってしまうかもしれません。
そうならないために、あえて意識的に犬と離れるようにし、クレートやサークルの中で犬がひとりになる時間を作るようにしましょう。

2.熟睡できない

飼い主さんがお家にいることで何かを期待したり、気になって眠れない犬もいます。また、お子さんに構われ過ぎてストレスを感じる犬もいます。
熟睡できる環境を整えてあげて、お子さんが犬と遊ぶときのルールを作ると良いでしょう。

3.飼い主さんのストレスがうつる

飼い主さんが長期間にわたってストレスや不安を感じていると、犬にもそれがうつっている場合があるという研究成果が2019年に発表されました。反対に、飼い主さんが笑顔で楽しそうにしていると、犬は嬉しい・楽しいと感じます。

これまでの生活が一変し、外出せずにずっとお家にいるという非日常だった生活が、この1ヶ月で日常になりつつある今だからこそ、私たち飼い主が意識して気をつけてあげたいですね。

<参考資料>
Science Focus
National Geographic
Scientific Reports

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