うちの子にもOK!秋のフルーツ3選

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実りの多い季節である秋には様々な食べ物が旬を迎えます。うちの子にフルーツをあげている飼い主さんも多いのではないでしょうか。今回は犬も食べることができる秋のフルーツをご紹介いたします。

りんご

抗酸化作用のあるりんごポリフェノール「プロシアニジン」、ビタミンA、ビタミンCが豊富に含まれています。これらは様々な活性酸素から犬の体を守り、老化やがん予防などが期待できます。また、食物繊維である「ペクチン」も豊富に含まれるため整腸作用もあります。
但し、ヨモギやにんじんにアレルギーがある犬の場合は、交差反応がでる可能性があるため控えた方が安心です。

※交差反応:すでにアレルギー反応を起こしているものとは別に、その抗原の組成が類似しているものにアレルギー反応を起こすこと

約90%が水分なので、空気が乾燥する秋には水分補給に最適です。
梨は「アスパラギン酸」が豊富なフルーツです。犬は体内でアスパラギン酸を生成できますが、過剰に摂取しても害はなく、タンパク質合成の手助けやアンモニアを体外へ促すといったメリットが期待できます。また、他のフルーツに比べてビタミン量が少ない一方、カリウムが多く含まれます。利尿作用のあるカリウムは、体内の余計なナトリウムを排出させる作用があり、血圧を下げる効果があります。そのため腎機能が弱っている犬や高カリウム血症の犬に与えることは控えた方が良いでしょう。

ビタミンA、C、ビオチンだけでなく、骨の成長に関わったり消化管や肝臓などに存在するマンガンも多く含んでいます。また、東洋医学の考えでは、体の熱を冷まし、特に口や喉の渇きを補う働きがあるとされます。
「柿を過剰に食べるとビタミンA中毒になる」という説もありますが、接種したβカロテンから必要量だけをビタミンAに変換・利用するため、その心配はないでしょう。

りんごや梨の種や芯には「アミグダリン」と呼ばれる成分があります。アミグダリンは人や犬の体に入ると、中毒性のあるシアン化物に変化します。また、ヘタや皮は消化不良を引き起こす可能性があるため、基本的にフルーツを与える際には皮を向き、種や芯、ヘタを取り除き、喉に詰まらせないよう犬が食べやすいサイズにカットしましょう。

また、フルーツにアレルギーを起こす犬もいます。はじめて食べさせる場合は少量に留め、犬の様子や体調に異変がないかをよく観察しましょう。また、腎臓病や糖尿病など持病のある犬の場合は、動物病院で与えても良いかを事前に確認すると安心です。

フルーツも与え過ぎると下痢や嘔吐、肥満、食ムラなどを引き起こすことがあります。必要な栄養素はドッグフードから十分摂取することができますから、適量を意識してうちの子と一緒に秋の味覚を楽しんでみてくださいね♪

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