甘噛みをさせない工夫

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「甘噛み」と「本気で咬む」こととは全く違います。
一般的に子犬の歯が永久歯に抜け変わる前までに、じゃれて噛んでくることを甘噛みと呼んでいます。
歯が抜け変わってからもこの甘噛みのクセを治さないでいると、加減が出来ないまま本気で人や犬を咬むようになることもあるので、子犬のうちにきちんと治しておく必要があります。

甘噛みをさせないために・・

①手はオモチャではないことを伝える

犬は動くものを追いかける習性があります。子犬の目の前で何気なく手をバタバタしたりヒラヒラと動かすことで甘噛みする原因を作っています。
犬を叱る前に、手をオモチャとして遊んでいないか家族全員で見直してみましょう。
そして、子犬と遊ぶときには手で遊ぶのではなく、オモチャやボール、ぬいぐるみなどを使い遊ぶようにします。

②ストレスを発散させる

子犬もストレスが発散出来ないと、興奮しやすくなり甘噛みや無駄吠えが多くなる
ことが考えられます。
普段の生活を見直し、お散歩や運動を十分にしているか、愛情を持って話しかけたりスキンシップを取ってあげているかなど、もう一度家族で確認してみましょう。
また、この時期に硬い(豚・羊・牛の)骨などの噛むものを与えることはとても重要です。硬いものを噛むことでストレス発散になり、脳への刺激を与え、また歯の抜け変わりのむず痒さを解消し、乳歯が抜けやすくなるように促してくれます。
※子犬の体の大きさに合わないものを与えてしまうと、歯を損傷してしまったり、誤飲してしまう恐れがありますので、その子にあったサイズの噛むものを与えるようにしましょう。

まずは、甘噛みとなる原因を作らないように気を付けることが大切です。

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