お家の中で出来る社会化

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犬生が変わる社会化でもお話しましたが、子犬の時期の社会化(生後2ヶ月から3ヶ月)はとても重要となります。
対人・対犬・対音・対環境など慣らすことはたくさんありますが、お家の環境に慣れたら、まずはお家の中で出来る社会化を行っていきましょう。

特に子犬が苦手なものとして

ドライヤー、掃除機、ミキサー、動くおもちゃ、傘などがあります。
傘は外で使うものですが、まずは室内で見せて慣らしておきましょう。

犬がそのものに対し自分から

「近づいて匂いを嗅ぐ・目で見る・音を聞く」ことで確認します。この行動をしたときには、フードをあげたり言葉でほめるようにしましょう。
近づくことが出来ない場合には、そのもののそばにフードを置いて近づくきっかけを作ってあげます。

下記の順番で無理なく子犬の社会化を行っていきましょう。

①見せる
まずは床に置いた状態で見せます。形が変わる傘などは小さい形から慣らしていきます。

②動かす
いきなり激しく動かしてしまうとビックリしてしまうので、初めは少しづつ動かしていきます。

③音を出す
音が出るものは音に慣らします。このときは動かさずに音だけを聞かせます。音の大きさを調整できるものであれば、小さい音から大きい音へ徐々に慣らしていきましょう。

④その物の使い方を見せる
①から③まで一つ一つの社会化が出来たら、実際に使っている様子(傘は人の頭上でさしたり、ドライヤーは頭に風を当てたり)を見せて慣らしていきます。

私たちにとって当たり前のものでも、子犬にとっては未知なるものと感じます。人と共存する上で必要な社会化を行い多くの良い経験を積み重ね、トラウマになるような経験はさせないようにすることが大切です。

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