歯の生え変わりは「なんでも噛みたい時期」

HEALTH
子犬の乳歯は28本あり、犬種や成長のスピードによっても変わりますが、生後4〜8ヶ月頃に永久歯への生え変わりの時期をむかえます。
この時期、子犬は歯がむずがゆく感じたり、違和感から様々なものを噛もうとします。
この「なんでも噛みたい時期」は、子犬の噛みたい欲求を満たしてあげることが必要です!
あらかじめ噛んでも良いオモチャやオヤツを与えることで、家具など噛まれたら困るものや、電気コードなど危険なものを噛んでしまうことを予防できます。
また、噛むことで乳歯を刺激して、生え変わりを促すことにもつながります。
乳歯が抜けずに残っている状態のまま永久歯が重なって生えると乳歯遺残(二枚歯)になることがあるので予防したいですね(特にチワワやトイプードルなどの小型犬種に発生しやすいといわれています)。
乳歯遺残は、重なっている歯間部分に食べ残しがたまって歯石がつきやすくなるため歯周病になりやすかったり、歯並びが悪くなるために痛みを生じたり口の中を傷つけることもあります。そのまま放置せずに、生後6~8ヶ月の去勢・避妊手術の際、一緒に抜歯をしてもらうよう獣医師に相談してみましょう。
誤飲・誤食をしない安全なオモチャ・オヤツ選びのポイント
・子犬の口より大きく、飲み込めないサイズ
・破壊しやすい布製、小さくなる柔らかいゴム製の素材などは避ける
・ボタンや紐など取れやすい装飾がない
・破損していない
・適度な硬さ
※硬すぎると、永久歯が欠けたり曲がって生えてしまう可能性があります。
その子に合った安全なものを選び、飼い主さんが見ているところで与えるようにしましょう。